
『現代仮名遣い』には下記のように明記されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k1986070 …
==============引用開始
2 助詞の「は」は,「は」と書く。
例
今日は日曜です 山では雪が降りました
あるいは または もしくは
いずれは さては ついては ではさようなら とはいえ
惜しむらくは 恐らくは 願わくは
これはこれは こんにちは こんばんは
悪天候もものかは
〔注意〕 次のようなものは,この例にあたらないものとする。
いまわの際 すわ一大事
雨も降るわ風も吹くわ 来るわ来るわ きれいだわ
==============引用終了
「こんにちは」「こんばんは」と書くのが一般的なルールのようです。
このことを踏まえた上で質問です。
1)「こんにちは」「こんばんは」を「間違い」とする根拠があるのでしょうか。
2)『現代仮名遣い』以前(歴史的仮名遣い?)のルールはどうなっていたのでしょうか。
3)今後の動向に関する予測をお聞かせください。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>古い文献などで「わ」を見かけたもので、「現代仮名遣い」以前は「わ」なのだろうか、と考えていました。
違うのですか……。平安時代の仮名遣いが中世の頃から乱れ始めて、それを正そうとした「定家仮名遣い」や「契沖」のことを書こうと思ったら、そんなに新しい時代ですか。「現代仮名遣い」の前は「現代かなづかい」で太平洋戦争直後の昭和21年に作られたものです。
http://kokugo.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/ka …
http://homepage1.nifty.com/~petronius/data/genka …
その中に
「第4 『ワ』に発音される『は』は,『わ』と書く。ただし助詞の『は』は,『は』と書くことを本則とする。」とあります。
(「本則」というのがどの程度のしばりなのか、詳しい説明を探しましたが、見つかりませんでした。)
結論的には、「は」「へ」「を」は今と同じだったはずです。
1)『今晩わメイコです』
2)『こんばんわ』(中島みゆき)
3)「握りまして先番」(高島俊男)
この人たちについて、簡単に触れておきます。「本則」がある以上、「例外」を認めているということなのでしょう。
「中村メイコ」が「今晩わ」にこだわったか、どうか知りません。多分、放送作家かプロデューサーの考えでそうなったのでしょう。
「中島みゆき」のような「シンガー・ソング・ライター」をわたしはあまり信用していません。その一人が作った「シクラメンのかほり」を機会があれば分析してみたいと思っています。「小川誠子」をご存じでしたか。現在でいえば「万波佳奈」みたいな若手の女流棋士でしたね(当時は)。確か俳優三兄弟の一人と結婚したはずです。近頃あまり見かけません。しかし、関係あるのは、「高島俊男」の方で、「漢字と日本人」とかいう書物は、「日本人が、中国語の表記には合うが、日本語の表記にまったく合わない漢字という文字を取り入れたのは、ちょうど悪妻を娶ったようなもので不幸なことであった。しかし、今更どうすることも出来ないので、その中でやっていくより仕方がない」という意味の発言があり、それを「我が意を得たり」の思いで読みました。反発好きなひとだから、知ってて「今晩わ」と書いたのでしょう。
長くなりますが、いつも引用されるご自身のブログの記事で、「地面(じめん)」に関する記事を目にしました。漢和辞典を引くと「地」はジ(呉音)・チ(漢音)と書かれています。呉音、漢音それに唐音まで知らなければならないので大変ですが、「呉音」は濁る「漢音」は濁らないということが多いようです。呉音は上下(じょうげ)、漢音は上下(しょうか)など見るとかなり多数あります。地(じ)と地(ち)とでは少し腑に落ちない気もしますが、日本人はそう受け取ったのでしょう。「地下」(じげ)という言葉があります。これは日本でしか使われない言葉ですが、「殿上人」に対する言葉です。ついでに言えば「地下足袋」は語原的には「直足袋」で「じかに土の上で履く足袋のようです。最後は完全に余談でした。
私的な話ですが、1311tobiさんのブログに意見の書き込みをするのは、やはり「メール・アドレス」が必要なのでしょうね。ちょっと事情があってアドレスを書きたくないのですが。
「現代かなづかい」のリンクありがとうございます。
>(「本則」というのがどの程度のしばりなのか、詳しい説明を探しましたが、見つかりませんでした。)
わざわざありがとうございます。
「附則」がないのなら、「本則」のしばりはけっこうキツい気がします。
詳細がよくわからないので、なんとも……。
1)『今晩わメイコです』
一応NHKですからねぇ。もしかすると、放映開始時の1954年10月には「今晩わ」も許容されていたのでは……と考えています。
2)『こんばんわ』(中島みゆき)
「シンガー・ソング・ライター」もピンキリですが、さだまさしと中島みゆきは別格と考えています。これに関しては「こっちのほうが好き」くらいの理由でしょうが。
ちなみに中島みゆきは『わかれうた』で「人ごとに言うほど」を「ゆうほど」ではなく「いうほど」と発声しました。
『最後の女神』の冒頭は「いちばん最後に……」です。ショックでした。
3)「握りまして先番」(高島俊男)
小川誠子のご主人って、山本圭なんですね。初耳でした。
下記を見るに1984年に司会を始めたときにはウン歳ですから、万波佳奈はいくらなんでも。(←オイ!)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B7%9D …
うわっ。万波佳奈ももうけっこうな……ぐゎ、何をするんだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E6%B3%A2 …
>日本語の表記にまったく合わない漢字という文字
『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(いま読み返している最中なんです)の中(「あくび問答」)にも同様の趣旨のことがあります。そのとおりなんでしょうが、そんなこと言われても……。
ちょっと事情があって、よくわからない基準で2本のブログを使い分けています。
どちらも、コメントの際のメールアドレスの記載は任意だったような……。
ただ、鋭すぎるツッコミは削除される仕様です。(←オイ!)
お手柔らかに。
No.11
- 回答日時:
質問者の補足に「シクラメンのかほり」のことが書いてあったので、一言。
『契沖以降の「歴史的仮名遣」では「かをり」が正しいとされ、それ以前にスタンダードだった定家仮名遣では「かほり」が正しいとされている。「かほり」の表記が必ずしも誤りであるとは言えない。』というのはwikiの記述らしい。しかし、定家まで遡ったのなら、王朝の「源氏」までは見届けてほしい。「薫」は「かをる」になっている。字は違うけど。定家より契沖が正しい(古い仮名遣いを基本とすれば)ことも当然あったはずです。そうでなければ契沖の立場がない。「佳穂里」という奥さんの名から取ってきたのが本当でしょう。ついでに言えば、「すがしい」という言葉にはわたしは否定的です。「真綿色」とはどんな色かわかる人がいるかな。(「真綿色」は全面的に否定しない。これは質感としてすぐれた表現かもしれない) 断片的なコメントで済みません。
旧仮名遣いに関しては何も知らなくて……。
むかーし、「かほり」はおかしいという話は聞いたことがある気がします。
「すがしい」も、一応辞書にはある、というレベルでしょう。ほぼ古語ですかね。
細かく見ていくと、いろいろ難のある歌詞のようです。

No.10
- 回答日時:
>『お言葉ですが(8)』の件、確認しました。
手元の文庫本ではP.97~でした。高島俊夫さんの著書をたくさんお持ちなのですね。地元の図書館で手当り次第、カナ論を探したのですが、それなりの論旨が記載されてゐる文章は見つかりませんでした。
同時期に制定された「当用漢字」に対する批判があまりにも強すぎて、「現代かなづかい」はそのかげに隠れてしまつたやうなところがあります。世間には一般に知られてゐない問題が多く残されてゐます。
>クレーム?を忘れてました。
すみませんでした。締切る時期も、ベストアンサーの選択も、その場の雰囲気です。真面目な回答者のかたがたからは叱られます。私は哲学カテゴリの投稿が多いのですが、ハッコブールさんもときどきおいでになります。1311tobiさん、OKATさんもたまにはどうぞ。
>武宮先生の棋風をどれだけ愛しているかがわかるはずです
のちほど拝見いたします。ありがたうございます。画像は4年前の指導碁の様子です。万波奈穂さん(ワンピース姿が似合ひます)と李多慧さん(チマチョゴリが素敵でした)の写真をとるのが忙しくて、あまり見てゐませんでした。

>同時期に制定された「当用漢字」に対する批判があまりにも強すぎて、「現代かなづかい」はそのかげに隠れてしまつたやうなところがあります。
そうなのかもしれませんね。
まぁ、日常的には問題がないのでしょうが、微妙な問題を考えはじめると頭が痛くて……。

No.9
- 回答日時:
図書館に行つてきたのですが、おすすめくださいました『お言葉ですが(1)』はありませんでした。
残念です。そのかはり『お言葉ですが(8)』の88ページに「こんばんは」についての文章が見つかりました。「は」で統一されてゐます。囲碁番組批判の中の「こんにちわ」は誤植の可能性が高まりました。ついでに『大日本国語辞典』も覗いてみたのですが、挨拶としての「こんにちは」「こんばんは」の文献は江戸時代からのやうで、表記は「は」でした。
『お言葉ですが(8)』の件、確認しました。手元の文庫本ではP.97〜でした。
そうかぁ……。
誤植ですかぁ。
>挨拶としての「こんにちは」「こんばんは」の文献は江戸時代からのやうで、表記は「は」でした
そうかぁ。
そうなると、NHKの『今晩わメイコです』はなんだったんでしょ。
クレーム?を忘れてました。
以前、「誤字脱字」の質問をなさってましたよね。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9060870
早々と締め切られたので、またしても投稿が間に合わず、悲しい思いをしました。
本文はどこかに行ってしまいました。
ネタの部分だけ、先ほどブロブに書きました。
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12081665619.html
囲碁に興味がおありのようなので、お時間のあるときに末尾のリンク先の記事をご笑覧いただければ幸いです。当方が武宮先生の棋風をどれだけ愛しているかがわかるはずです(笑)。

No.8
- 回答日時:
金秀俊さん......ではなく武宮正樹さんについての重大なコメントが記されてゐましたので、怪答をつづけます。
ベストアンサーはすでに回答番号2か4で決定ですので、気楽に書きます。>いえその……武宮先生の〝輝き〟は容貌の問題d……ぐゎ、何をするんだ。
この記述は削除対象にならないのですか。運営側の削除基準が以前とはずいぶん変つてきたやうで、このところ私の投稿が削除されることがなく、寂しく感じてゐます。「現代かなづかい」にかぎらず、このサイトの「利用規約」も、ルールを守れ、と言つてありがたがるのではなく、どのやうなルールにしてゆくべきかを運営側といつしよに考へるべきだと思ひます。
>「プロ根性」があるなら、アップは不許可のはずです。
芸としてのプロ意識ではなく、ファンサービスの意味で書きました。囲碁普及のための捨て身の姿勢には頭がさがります。
>......でもいいことにしませう、といふふうに変更された......このあたりは不明です。
質問文の中の内閣告示「現代仮名遣い」第2条第5項第2号但書
「次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。」
といふ部分です。結局はどうでもいい、との判断です。
>「通り」と「道理」はかろうじてわかります。
「お」につきましては、第2条第6項後段
「これらは,歴史的仮名遣いでオ列の仮名に「ほ」又は「を」が続くものであって,オ列の長音として発音されるか,オ・オ,コ・オのように発音されるかにかかわらず,オ列の仮名に「お」を添えて書くものである。」
となつてゐて、歴史的かなづかひがわかつてゐなければ、「現代かなづかい」が書けないといふ仕組みになつてゐます。「お待ち遠さま」は「おまちどほさま」(ほ)なので「おまちどおさま」(お)になるといふ解説です。「十日」は「とをか」(を)なので「とおか」(お)、「大阪」は「おほさか」(ほ)なので「おおさか」(お)。とにかく歴史的かなづかひで「ほ」と「を」の場合を「お」にするといふ規則です。そんなことなら歴史的かなづかひのままでいいと思ひます。「逢坂」はよく御存じなのですね。「あふさか」(ふ)なので「おうさか」(う)なのださうです。大阪と発音は同じなのですけれど。「放つて」は「はふつて」(ふ)なので、おつしやるとほり「ほうって」(う)との説明です。
正直なところ、私の頭(頭頂部の意味ではありません)ではついてゆけません。
金秀俊さん……オイオイ。
>このところ私の投稿が削除されることがなく
削除されることがあるんですね。
まだ削除例を見たことがないもので……。
以前、ひどい丸写しの著作権侵害の例を通用したのですが、スルーされたようです(泣)。
>結局はどうでもいい、との判断です。
「どうでもいい」ということはないでしょうが、どうにも曖昧です。
>歴史的かなづかひがわかつてゐなければ、「現代かなづかい」が書けないといふ仕組みになつてゐます
そうなると、ますます厳しいかもしれませんね。

No.7
- 回答日時:
またまたplapotiです。
補足に「を」の例をお書きになつてゐますが、むづかしいのは「じ ぢ ず づ」の区別よりも「う お を」ではないでせうか。このサイトでも「おっしゃるとうり」なんて書いてあるのをしよつちゆう見ます。回答番号1に「おまちどうさま」の例を挙げましたが(「おまちどおさま」が正解)他にもいろいろありさうです。十月十日(トーカ)
放っておく
柳行李(ヤナギゴーリ)
逢坂(オーサカ)
「通り」と「道理」はかろうじてわかります。
そうか。「おまちどおさま」ですか。勉強になります。
https://kotobank.jp/word/%E5%BE%A1%E5%BE%85%E3%8 …
十日……「とうか」と認識していたような。
放って……これは「ほう」でしょう。数年前まで常用漢字音訓表外(笑)。
行李……「こうり」ですよね。
大阪は「おおさか」ですが、逢坂は「おうさか」でしょう。
むずかしい……たしか阿刀田高は「むつかしい」と書きます。

No.6
- 回答日時:
回答番号1,3,5のplapotiです。
そろそろ終了にしようかと思つてゐたのですが、試験問題が出されてゐましたので、怪答いたします。>武宮先生は、若い頃はいまほど〝輝いて〟はいません。(←オイ!)
おつしやるとほりです。私が碁を覚えたのは石田芳夫さんとの本因坊戦のころで、それ以来両者のファンです。一度だけお話したことがあるのですが、テレビで見るときほど饒舌ではありませんでした。もの静かでおだやかな語りくちでした。
>小川誠子さんはとても上品なイメージだったので、「わ」は使わないような……(笑)。
同意です。囲碁アイドルの元祖ですね。私は万波奈穂さんと奥田あやさんが好きです。たくさん写真を撮らせてもらひました。顔のアップまで許可です、プロ根性おそるべし。
>高島先生の「づつ」の正当性に関する記述は、きわめて論理的です。
読んでみます。私のやうなアホに理解できるかどうかわかりませんけれど。紹介していただき、ありがたうございます。
>突然ですが問題です
設問は「現代かなづかい」の制定後に大いに議論された例ですね。4問とも私は全部「づ」で書きます。そのほうが簡単です。「現代かなづかい」は考へてもわからず、とてもむづかしいので使ひません。この「むづかしい」にしても、「むつかしい」とも言ひますから「むずかしい」は抵抗があります。
「黒尽くめ 納得尽く 差し詰め」が「ず」で、「働き詰め」が「づ」といふのが、当初に制定されたものでしたが、「ず」への批判があまりに強くなつたために、「くろづくめ なっとくづく さしづめ」でもいいことにしませう、といふふうに変更されたと思ひます。本則と許容があつたのでは、決める意味がなくなります。どこまでもいいかげんです。ちやらんぽらんは、私一人で充分です。
いえその……武宮先生の〝輝き〟は容貌の問題d……ぐゎ、何をするんだ。
>たくさん写真を撮らせてもらひました。顔のアップまで許可です、プロ根性おそるべし。
うらやましい。ただし、「プロ根性」があるなら、アップは不許可のはずです。
>設問は「現代かなづかい」の制定後に大いに議論された例
そうなんですか。
知らなかった。
>4問とも私は全部「づ」で書きます。そのほうが簡単です。
そう言ってしまうとミもフタもない(泣)。
>「ず」への批判があまりに強くなつたために、「くろづくめ なっとくづく さしづめ」でもいいことにしませう、といふふうに変更された
そうでしたっけ。それは……まずい。
このあたりは不明です。

No.5
- 回答日時:
アホ回答にコメントをつけていただき、感謝してをります。
(回答番号1,3)>他社で単行本として出されたものの文庫化です。
御指摘のとほり「大和書房刊」と書いてありました。大規模な全集本よりも、それをもとに文庫化されたもののほうが信頼性が高いことはしばしばです。誤植の可能性が低いとおつしやるのはもつともでございます。
>語源的に「わ」だとする持論が高島氏にある。当方はそうだと思います。
だからこそ今回質問なさつたわけですよね。いくらか調べてみたのですが、今のところ見つかりません。
>「わ」がふさわしいって、いったいどんな雰囲気ですか(泣)。
武宮正樹さんの雰囲気です。自由で輝いてゐます。OKATさんも碁をお打ちになるやうですので、説明は不要かと存じます。このサイトで見られる「こんにちわ」「そーゆーこと」「みなさんにお尋ねするブゥ」など、私は好きです。1311tobiさんに叱られさうです。すみません。またまた反省します。
>『お言葉ですが1)』所収の〈「づ」を守る会〉あたりはいかがでしょう。
持つてゐませんので、本屋の立ち読みか、図書館で見てみます。高島氏の論で私がいちばんおもしろいと感じるのは、中国の政権奪取の歴史は盗賊によるものだ、といふ説です。漢字の受容につきましてもOKATさんに同意です。とはいへ独自の文字を創作するより借用したほうが楽でせうし、要はどのやうに活かすことができるか、それに尽きると思ひます。
>〈信ずるところがあるから〉「百円づつ」と書くそうです。
私もさう書きます。「続く」が「つづく」なら、これも当然「づつ」だと思ひます。「ずつ」にするほうが不思議です。単なる気まぐれにしか見えません。
>武宮正樹さんの雰囲気
どうなんでしょ。
武宮先生は、若い頃はいまほど〝輝いて〟はいません。(←オイ!)
小川誠子さんはとても上品なイメージだったので、「わ」は使わないような……(笑)。
>「続く」が「つづく」なら、これも当然「づつ」だと思ひます。
それはまたちょっと別の話になるような。
高島先生の「づつ」の正当性に関する記述は、きわめて論理的です。長くなるのでパスします。
ちなみに、下記の模範解答を募集中です(笑)。
突然ですが問題です【日本語編232】──黒尽くめ 納得尽く 差し詰め 働き詰め
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3305. …

No.3
- 回答日時:
回答番号1のplapotiでございます。
コメントを拝見いたしました。すでにOKATさんの学問的な回答が寄せられてゐますが、すこしだけ私見(いつも個人的な感想ばかりですけれど)を述べます。1311tobiさんは知識がきはめて豊富であるにもかかはらず、謙虚な姿勢で言葉に相対していらつしやつて投稿文にいつも好感を抱きます。>一般的なルールは「は」だと理解したうえであえて「わ」をつかっているのか……。
どちらもあると思ひます。このサイトでも「こんにちわ」はしばしば見ます。高島俊男氏の例は私も読んでゐましたが、漢字論はあちこちに書いてゐてもカナ論は見かけませんので、理由が不明です。推測すればこんなことが考へられます。
[1] 文藝春秋社の誤植。(出版物のかなづかひの誤りはたくさんあります)
[2] 語源的に「わ」だとする持論が高島氏にある。
[3] 囲碁番組の言葉づかひを批判する内容ですので、これは高島氏のジョーク。
[4] 小川誠子(ともこ)さんの雰囲気が「わ」にふさはしいと判断した(地元の囲碁イベントで少し話したことがあります。テレビで見るとほりの清楚な話しぶりで「わ」にする必然性は感じられません。)
>いわゆる公文書で「こんにちわ」もしくは「こんにちは」と書く人はめったにいないと思います。
ごもつともです。反省します。
>公文書でなくても、ビジネスメールだとどうでしょう。
社内ならともかく対外的に「こんにちわ」はまづいと思ひます。
>「こんにちゎ」で始まって、小文字のオンパレード(泣)。保母さんとしては公文書に準じる文章だと思うのですが。
(笑、笑、笑)
[1] 文藝春秋社の誤植。(出版物のかなづかひの誤りはたくさんあります)
他社で単行本として出されたものの文庫化です。著者を含め相当数の人間がチェックしているので、「誤植」の可能性はきわめて低いのでは。
[2] 語源的に「わ」だとする持論が高島氏にある。
当方はそうだと思います。
[3] 囲碁番組の言葉づかひを批判する内容ですので、これは高島氏のジョーク。
こういうジョークを書くかなぁ。
[4] 小川誠子(ともこ)さんの雰囲気が「わ」にふさはしいと判断した(地元の囲碁イベントで少し話したことがあります。テレビで見るとほりの清楚な話しぶりで「わ」にする必然性は感じられません。)
「わ」がふさわしいって、いったいどんな雰囲気ですか(泣)。
「ゎ」がふさわしいのはいくらでもいて、たとえb……ぐゎ、何をするんだ。
「カナ論」っぽいものとしては『お言葉ですが1)』所収の〈「づ」を守る会〉あたりはいかがでしょう。
〈信ずるところがあるから〉「百円づつ」と書くそうです。
No.2
- 回答日時:
現代仮名遣いは本来「発音通りに書く」のが基本のはずでしたが、かなりの点で「旧仮名遣い」のやり方を残しました。
助詞の「は」「へ」「を」そのまま残し「わ」「え」「お」と読ませました。一方で「長音」などはどちらの仮名遣いにもなかった方法をも採りました。「多い」は旧仮名遣いは「おほい」現代仮名遣いは「おおい」であり、「おうい」は間違い。そして事実上の発音は「おーい」
このように、「現代仮名遣い」は寄せ集め的な性格を残したままです。
「こんにちは」「こんばんは」の「は」は「係助詞(または「副助詞」)であり、何故そうなるかというと、その後に続く言葉が省略されているとの認識からでしょう。「今日は、御機嫌いかがですか」「今日は、いいお天気ですね」。このように、挨拶語というものは多くが省略した部分をもっており、「さようなら」も「左様なら(ば、お別れしましょう)」であり、更に省略されると、「さらば」「では」「じゃあ」となるようなものです。
そのように、続く言葉があることを「含み」として残すため、敢えて「は」を使うことにしたのだと思います。現代仮名遣いが存続する限り、「こんにちは」を間違いとすることは出来ないでしょう。将来「現代仮名遣い」が改訂されれば話は変わりますが。
なお、「歴史的仮名遣い」は「現代仮名遣い」が残した通りになっていました。
コメントありがとうございます。
一部みっともない間違いがありまして、補足しました。
>「こんにちは」「こんばんは」の「は」は「係助詞(または「副助詞」)であり、何故そうなるかというと、その後に続く言葉が省略されているとの認識からでしょう。
そこを考えると、「わ」になる日は来ないと思いますが。
「現代仮名遣い」はいろいろ矛盾点をひきずっている気がします。
>なお、「歴史的仮名遣い」は「現代仮名遣い」が残した通りになっていました。
「歴史的仮名遣い」でも「こんにちは」「こんばんは」という意味でしょうか。
o( ̄ー ̄;)ゞううむ
古い文献などで「わ」を見かけたもので、「現代仮名遣い」以前は「わ」なのだろうか、と考えていました。違うのですか……。
詳しくは下記をご参照ください。
【「じ」と「ぢ」 「ず」と「づ」──地面 稲妻 世界中〈1〉〜〈4〉】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3312. …
以下は一部の抜粋(重言)。
●「わ」を使っている例
1)『今晩わメイコです』
(略)
==============引用開始
デジタル大辞泉プラスの解説
今晩わメイコです
日本のテレビ番組。NHK制作のコメディ。1954年10月~1957年3月放映。出演:中村メイコ。天才子役と言われた中村がメインの20分番組。
==============引用終了
2)『こんばんわ』
中島みゆきの3曲目のシングル(1976年3月25日リリース)。
3)「握りまして先番」(高島俊男『本が好き、悪口言うのはもっと好き』所収)P.26
NHKの囲碁番組で、司会の小川誠子(懐かしいなぁ)が、「囲碁ファンの皆さま、こんにちわ」と挨拶することについて書いている。もちろん、小川誠子の話し言葉どんな表記なのかはわからない。「わ」としているのは高島先生。
さあ、1)~3)は全部単なる誤用と断言できる人はしてもらおうか。
古い話に関してはほとんど知識がないので、あまりつっつくのはやめておく。
勉強のために下記を読もうとして挫折した(泣)。
【歴史的仮名遣い教室】
(略)
【平成疑問かなづかひ】
(略)
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申し訳ございません。
質問の1)は間違っています。下記のように訂正します。
1)「こんにちわ」「こんばんわ」を「間違い」とする根拠があるのでしょうか。
ああ情けない(泣)。
書き忘れていました。細くします。(←結果にコミットする?)
小椋佳の叙情性も嫌いではありません。ただ、『シクラメンのかほり』にはいろいろ逸話があって……。
http://qq4q.biz/okyN
1)「香り」の話
============引用開始
当時はシクラメンの花に薄紫色はなかった。また、シクラメンには香りがなく、まれにあっても極めて薄い。なお、この歌のヒットをきっかけに後に薄紫色のシクラメン、香りのあるシクラメンが開発されている。
============引用終了
2)「かほり」か「かをり」か
何がなんだか(泣)。
============引用開始
契沖以降の「歴史的仮名遣」では「かをり」が正しいとされ、それ以前にスタンダードだった定家仮名遣では「かほり」が正しいとされている。「かほり」の表記が必ずしも誤りであるとは言えない。
============引用終了
こんな記事が……。
書き手は金谷先生です(笑)。
↑でリンクを張り忘れました。
下記です。
http://blog.goo.ne.jp/shugohairanai/e/bc06ee91dd …
ただし、Wikipediaを見る限り、小椋佳本人は否定しています。